研修のためイギリスに滞在している三ヶ月の間に、エリザベス女王の崩御という大きな出来事がありました。王室史上最長と言われる在位70周年を記念した今年、祝賀ムードから一転してイギリスが悲しみに包まれました。国葬当日は国民の休…
自分の居場所
数か月前に、うれしいお手紙を受け取りました。封筒の中には、かわいい赤ちゃんを抱いたAさんの写真が入っていました。北関東の小さな教会で私が最初にAさんと出会った時には、まだ中学生でした。小さい時にお父さんが亡くなり、フィリ…
私の召命物語
私は今年、聖アントニオの祝日に修道生活70年を迎えました。これまで、ただひたすらに主イエスの道を歩んできたように思います。特別なことはないと思っていましたが、どれだけ多くに人々に出会い、導かれて今の私があると思うと、不思…
新しい姉妹が韓国から派遣されてきました
シスタークララ金小園は韓国のカトリックの家庭に生まれ、両親、きょうだいの愛に包まれて育ちました。自分にとって意味のある生き方はなんだろうと探していた時、召命黙想会に参加し、シスターたちの敬虔で謙遜な姿にうたれ、本会への距…
生涯をかけて信仰をわかちあって
シスター中島その枝は、毎日曜日、関口教会(文京区)で10時のミサ後、11時半から1時間余り、カトリック入門講座を担当しています。洗礼を受ける前の準備として1年間の講座です。現在18名が参加されているそうです。人生の本当の…
病院の待合室で
病院の待合室でのことです。70代くらいの女性に声をかけられました。「ちょっとお話ししていいですか」と。もちろん「はい」と答えると、その女性は、とてもうれしい様子で、「懐かしくて、声をかけました。」と話し始められました。耳…
闇の中の光
主のご降誕おめでとうございます!皆様はクリスマスをどのように迎えたでしょうか。いろいろな暗闇の中にいる人々と共に、私がどのようにクリスマスを迎えたかを分かち合いたいと思います。 2020年からcovid-19のpande…
選び
司祭や修道者たちは、年に一度、自分の場所を離れて静かな場所に行き、黙想をする「年の黙想」の時間があります。 コロナの影響で、私は10月まで黙想する所を見つけられず、どこでしようかと悩んでいました。ちょうどその時、ナザレト…
ある日の出来事
姉妹が「ちょっと、いいもの見せてあげるから来て!」と連れられてお部屋に入ると ベランダの柵につたっている朝顔の花たち。 まだ柵に全部はからまっていないけれど、徐々に広がりつつある状態。 「この朝顔が全体に広がるのを楽しみ…
わたしの出会った『フランシスコの旅と夢』
パラパラとめくったある雑誌8月号の記事の中に、懐かしい方の後ろ姿を見つけました。 私にとってアシジの聖フランシスと出会う道しるべとなってくださった兄弟たちのお一人のお姿でした。遠い昔の記憶が、若かった頃の自分の思いととも…