私たちがともに暮らす家、地球をすっぽりと包み込んで蔓延している新型コロナ・ウイルス。初めて世界が体験するこの不気味な感染症に私たちは振り回され、落ち着きのない日々を過ごしています。 丁度、年度の移り変わりの時期と重なり、…
イタリアのコロナウィルスの困惑を生きる
人懐っこさが特性のひとつであるイタリアのアッシジ共同体です。 流行り始めは遠くのことのように思えたコロナウィルスで、コローナ(イタリア語で王冠を意味する)を戴冠させておくな、さっさと王座から降ろせ等々、多くのユーモアを交…
応急処置を覚えたいっ!
新型コロナウイルスの一日も早い終息のために全世界が祈り、尽力している今日この頃。自らの身を危険にさらして他者のために日夜奉仕されている方々のため、また亡くなられた方々とご遺族のために心を合わせて祈る日々です。あらためて…
聖所の灯火のように
10年前になりますが、いろいろな修道会のシスターたちと一緒に勉強していました。その時にある会のシスターの話した事が今でも心に残っています。それは 家族訪問の大切さで、一年に一回家族訪問をしなければならないと言うことでし…
キリスト教信仰一致週間を過ごしながら…
キリスト教一致祈祷週間(1月18日から25日まで)を過ごしながらいつも思うこと、それは、この動きが一年に一度だけではなく、もっと度々催され、多くのキリストを信じる人々の共通の願いへと広がって欲しいということです。 キリス…
令和2年は子(ね)年(どし) ねずみに注目
今年はねずみ年ということでねずみを題材にした「令和2年は子(ね)年(どし)ねずみに注目」というタイトルの番組がラジオから流れてきました。ゲストにねずみを主人公にした絵本作家「岩村和夫」氏が招かれご自分の絵本への想い、大切…
これだけあればいいから
同じ階に部屋があるSr.Mが「ちょっと来て」と私を呼びました。そのシスターが年の黙想(1年の間にまとまった日を黙想のために取ります)を終えてしばらく経った頃でした。 部屋に行くと本1冊とかなりの枚数のプリントがおいてあり…
本物を生きる
昨年、東京ドームの教皇ミサの日…5万人の大群衆のなかにSくんもいた。 生まれつきダウン症と重いてんかんを持っている。ひとりの女性が叫んだ。「パパ様、こっちに来てください!この子病気なんです!」ガードの外国人男性は首を横に…
自分の存在にチューニングすることから始める
内科医として働き始めたころから関心のあった「日本死の臨床研究会年次大会」に参加した。 医師、看護師、コメディカル等の医療職スタッフは日常的に死と隣合わせており、言語化しにくい、または自身も気がつきにくい負荷を受けているよ…
アドベント・クランツの祈り
ハロウィーンがおわると街にはクリスマスツリーが飾られ、店頭にはクリスマスプレゼントが所せましと並べられ、クリスマスソングが流れ始めます。 この季節になると、私は海外に派遣されたときの一つの体験を思い出します。 それは、フ…