マリアの宣教者フランシスコ修道会 日本セクター

共に歩む(シノドス的)教会への一歩

2024年5月19日は、藤沢教会で行われた西村桃子さん(セルヴィ・エヴァンジェリー会員)によるシノドス体験をお聞きし、グループでの「霊における会話」に参加して、希望と勇気が与えられた恵みの日であった。

今年のローマでの世界代表司教会議(シノドス)で議長代理を務められた西村さんが、講演の中で話された、ーこのシノドスの目的は「どうすれば私たちは、より『共に歩む(シノドス的)教会』になることができるか」を討議することーが、私の目を覚ましてくれた。

また、この目的に向かうためにシノドス全過程でとられた識別の仕方としての「霊における会話」を、この日私たちも小グループで体験した。沈黙と祈り、み言葉に耳を傾け、発言し、無心に聞き合い、共に形づくり、感謝の祈りで終わるというステップを共にする中で、新たな気づきや、課題に向かうための具体的な方法が浮かび上がった。最後には皆が自分の声が反映されたと感じた。多様な意見があってもグループとしての合意に導かれ、平和な心と温かな感覚の中に聖霊の導きをも感じて、この日初めて出会った仲間と感謝と喜びを分かち合った。

このようなシノドス的歩みの中で、教会全体がもっと生き生きした「信仰・交わり・宣教に生きるように」と働いておられる聖霊の躍動を感じた。

Sr.N.M