都会の住宅街の真ん中にある修道院は、まわりをぐるりと家々に囲まれて、電話やドアのチャイムが我が家なのかお隣なのかわからない近さ。特に窓を開ける季節となれば、お嬢さんのピアノの練習や、おばあちゃんの電話の話声が祈りのBGM…
「メヒカリ!」
魚を買いに行った。昔ながらの市場である。 さばいてもらっていると 店主曰く、 「今日のは脂がのっておいしいよ」 「おたくはお魚が新鮮だときいて来たのですよ」と私。 「これは絶対がっかりさせないから。」と主(あるじ)は満足…
神の国のチームリーダー
先日お会いした あるビジネスマンが、「最近はチームのリーダーには仕事のできる人を置かないんですよ」と一言。「そういうリーダーは、できない人に対して仕事のできる自分を基準につい『ダメ出し』をしてしまう。むしろ仕事の実績より…
〜伊江島より愛をこめて〜
「100万本のテッポウユリとヒナドリたち」をお届けします!! ここ沖縄県北部の離島・伊江島では、今年もゴールデンウイークに恒例となった「ゆり祭り」が行われ、沖縄本島や本土から、更に海外からもたくさんの方々が…
ある日の公園で・・・
2人の女性がそれぞれバギーを押して楽しそうにおしゃべりをし ながら公園を歩いていた。2―3歳位の男の子が2人、じゃれながら 母親のそばを走り回っている。つつじが満開で暖かい一日 花見客も大勢にぎわっていた。母親たちはおし…
映画「先祖になる」を観てきました
津波で息子さんを失なった高齢の男性が、仮設住宅に入る妻と別居し、生業としていた樵(きこり)と農業を続け、生まれた時からの住みなれた自分の家の隣に新しく家を建てて住むという、力強いドキュメンタリーフィルムでした。 変わり果…
Sr.うらしま花子の物語(2)
「ああ、勘違い」 さわやかな五月晴れ、冬物の洋服の整理に大忙しの姉妹たちを横目に、暇でしょうがない私。暑い南の国から帰ってきたばかりの私には関係ないもんね・・ しかし、内心は・・・どうしよう、今年の冬は洋服代が嵩むに違い…
お猿さんもお花見?
今、福島県南相馬市は桜が満開です。 うちの裏の山からお猿さんの集団がお花見?に来ました。 ぽかぽか暖かくて気持ちよさそうです。 でも人間のようにお弁当を食べたり、お酒を飲んだりはなく、純粋に?お花を愛で、 温かい日差しを…
Sr.うらしま花子の物語(1) ‘日本語がわからない’
語学で苦労した海外宣教。聞き取れない、話せない、わかった、と思っていたのに勘違い、よく泣きました。そして、日本に再派遣。何も考えなくても耳に入ってくるミサのお説教、歌詞を見なくても歌える答唱詩編・・・母…
リンゴの木のオーナー制度
先日、福島の知り合いがリンゴを1箱送ってくれた。彼女たちはリンゴの木のオーナーになったのだそうだ。1本の木を1年間いくらと支払ってオーナーになり、実がなったらそれを収穫させてもらえるのだそうだ。望むなら、手入れにも行かせ…