マリアの宣教者フランシスコ修道会 日本セクター

Sr.うらしま花子の物語(2)

「ああ、勘違い」

さわやかな五月晴れ、冬物の洋服の整理に大忙しの姉妹たちを横目に、暇でしょうがない私。暑い南の国から帰ってきたばかりの私には関係ないもんね・・
しかし、内心は・・・どうしよう、今年の冬は洋服代が嵩むに違いない・・。

そんなある日、新聞のチラシに目が光る。「理由アリ、ダウンジャケット2800円→1830円!」

 おおー、これこそ私が求めていたもの、大急ぎで共同体の責任者に報告に行く。

私:「シスター、最後の冬物大売り出しがあります。秋に出るものは高いものばかり、
今がお買い時、買っておこうと思うのですが、いいですか?」

責任者:「必要なら買いなさい。でも、なんていうお店?」

私:「1丁目と2丁目に同じ店のチェーン店があるようなのですが、
どちらが近いでしょ う?スパローというお店なんですが」

責任者:「・・・もしかして、それはクリーニング屋さんじゃないの?」

私:「ええーっ、そんなこと・・」

がーん!チラシをよく見れば・・でした。ああー、勘違い!

イエスのみことば
「 だから、言っておく。命のことで何を食べようか、体のことで何を着ようかと思い悩むな。
命は食べ物よりも大切であり、体は衣服よりも大切だ。烏のことを考えてみなさい。
種も蒔かず、刈り入れもせず、納屋も倉も持たない。だが、神は烏を養ってくださる。
あなた方は烏よりもどれほど価値があることか」  ルカ12:22-24

今日の祈り
主よ、あなたに信頼する心を私にお与えください。アーメン。(Sr. U )