マリアの宣教者フランシスコ修道会 日本セクター

FMMの「小さき花」

「時代に先駆ける花」

聖母病院(東京都新宿区)の聖堂前にはルルドの聖母像があり、その足元には絶えず音を立てながら水の流れる池がある。 「ルルド」とは1858年2月11日、フランスとスペインの国境であるピレネー山脈のふもとで14歳の少女ベルナデ…

伊江島チューパンジャまつり 〜 83歳のシスターが表彰されました! 〜

 「チューパンジャ」とは「元気」「働き者」という意味のイージマグチ(伊江島の言葉)です。 伊江島に以前からあった「伊江村産業まつり」「ハイビスカスまつり」「健康福祉まつり」を合体して「チューパンジャまつり」とした伊江村主…

雛飾り

立春が過ぎたら「そろそろ出さないとね・・・。」の合言葉で、お雛様の飾り付けが始まります。私の職場では、各季節の飾り付けは担当者がすべて飾っていましたが、何時の頃からか各部署で飾ることになったので、このような会話になるので…

亘理の七つの喜び 第三話

ある日の、朝早く電話がありました。「三千体になりました。知らせたくて」という、亘理に来て1週間目に出会った、津波の犠牲者を悼む木像を彫られる図画さんの声でした。古い日本家屋のいろりのある土間には、最小1センチから30セン…

善きサマリア人の法律

9月からイタリアに派遣され、シチリア島のシラクーザという町にあるfmmの共同体で、4人の姉妹方とともに暮らしています。 ここの共同体は「貧しい人々と関わる」ために生まれた共同体なので、時間を問わず、人種を問わず、様々な人…

亘理の七つの喜び  第二話

神が与えてくださる姉妹とともに・・ ある日の出来事、外出先で、落胆する出来事にぶつかり、心がざっくりと縦に切られたような痛みを感じながら、帰院すると、今度は、心を横に切られるような出来事が。そのまま晩の祈りに入り、気づか…

心の貧しい人は幸い

今、私は前橋修道院に派遣されています。前橋修道院は畑の広がるとても環境の良い所にありますが、残念なことは付近にお店も教会も何もないところです。そこで私たちは毎週2回あかつきの村で捧げられる夕方のミサに参加させて頂いていま…

亘理の七つの喜び 第一話

時は4月・・もう5ヶ月前のこと・・ではありますが。 3姉妹が亘理に派遣されました。生まれも育ちも違い、これまで全く違った場で生活してきた私たち。6年間開かずの古い日本家屋を間借りして、まずは、巣作りから始めました。くもの…

読む秋、書く秋

向こうが透けて見えそうなウロコ雲が空の一角を占めるのを見ると、「天高くして馬肥ゆる秋」という言葉が思い出される。 あらためて考えてみると、「天高く」とはわかるような気がするのだが、「馬肥ゆる」のイメージがわかない。さて本…