「チューパンジャ」とは「元気」「働き者」という意味のイージマグチ(伊江島の言葉)です。
伊江島に以前からあった「伊江村産業まつり」「ハイビスカスまつり」「健康福祉まつり」を合体して「チューパンジャまつり」とした伊江村主催の“まつり”となって3年目です。開催された2月7日は連日の雨天の合間の晴天となり、熱い太陽のもと海風に吹かれて寒さも感じる美しいハイビスカス園に、島の内外から観光バスや港からのシャトルバスなどを利用して多くのお客様がみえました。
約1000種のハイビスカスを楽しみながら、砂糖きびをはじめとする各種農業や畜産などの産業、健康福祉に関する様々なイベントや展示、バザー、相撲大会、山羊の決闘、紅芋を加工した食品や伊江島麦の天ぷら、伊江牛の牛汁などの販売があり、舞台では村内各サークルの踊り、子どもたちによるエイサー、診療所の先生方による空手の披露、「カラダ喜ぶ体操」、大道芸人・マジックショー、有名芸人の出演などが続きます。
私がボランティアとして行っている障害者福祉サービス「ちむぐくる」(真心、思いやり、心からの共感などの意味です)もアダンの葉で作る指ハブなどの体験コーナーを出しました。
このチューパンジャまつりの開会式で、農業、漁業などの功労者に続いて、シスター佐々木が沖縄県歯科医師会会長から「8020」の認定を受けた「歯の健康優良者」として表彰され、村長手ずからその認定証が渡されました!
8020とは「80歳で健康な歯を20本以上保っている」ガンジュ―(頑丈)でチューパンジャなオジー・オバーのことです。今年はシスター佐々木を含めた5人が新たに加わり伊江村全体で8020の認定者は17人いらっしゃるそうです。ちなみにシスター佐々木は現在83歳で24本の健康な歯をお持ちです。また9020のオジー・オバーも何人かおられるとのことで、シスター佐々木も9020目指してこれからもチューパンジャでいてください、と皆から祝福されました。
シスター佐々木、おめでとう! これからも伊江島のガンジュ―なFMMとして、島の人々と共に生き、神様を証ししていかれますように、皆様のお祈りと応援をお願いいたします。
沖縄修道院