マリアの宣教者フランシスコ修道会 日本セクター

善きサマリア人の法律

9月からイタリアに派遣され、シチリア島のシラクーザという町にあるfmmの共同体で、4人の姉妹方とともに暮らしています。 ここの共同体は「貧しい人々と関わる」ために生まれた共同体なので、時間を問わず、人種を問わず、様々な人で賑わっています。

活動内容も多岐にわたりますが、そのひとつに、食品の分配作業があります。 イタリアには、「善きサマリア人の法律」というものがあり、それに賛同する大手スーパーから、週3回、賞味期限が今日まで、とか、前日に切れた肉・乳製品が無料でたくさん届きます。 それを分け、ここの修道院のリストにある生活難のご家族に連絡して、取りに来てもらうのです。 一回につき約8家族にお渡ししています。 スーパー側が記録した寄贈分の食品や数を公的機関に提示すると、その分の税金が免除される仕組みだそうです。 日本でも似たような活動を実施しているところがあると聞いていますが、みなさんの身近ではどうですか? (Sr A.T)Srあずさ