司祭や修道者たちは、年に一度、自分の場所を離れて静かな場所に行き、黙想をする「年の黙想」の時間があります。 コロナの影響で、私は10月まで黙想する所を見つけられず、どこでしようかと悩んでいました。ちょうどその時、ナザレト…
ある日の出来事
姉妹が「ちょっと、いいもの見せてあげるから来て!」と連れられてお部屋に入ると ベランダの柵につたっている朝顔の花たち。 まだ柵に全部はからまっていないけれど、徐々に広がりつつある状態。 「この朝顔が全体に広がるのを楽しみ…
有期誓願者のわかちあい 3
~実りの秋、味わいの秋~ 町で育った私にとって、稲が実った水田をつくづくと眺めるという体験はとても貴重です。麦畑だったところが田んぼになり、徐々に金色を帯びてきています。びっしりと実った稲が、重そうにしな垂れているのを見…
わたしの出会った『フランシスコの旅と夢』
パラパラとめくったある雑誌8月号の記事の中に、懐かしい方の後ろ姿を見つけました。 私にとってアシジの聖フランシスと出会う道しるべとなってくださった兄弟たちのお一人のお姿でした。遠い昔の記憶が、若かった頃の自分の思いととも…
生かされて生きる
2020パラリンピック開会式から始まり、今日もアスリートたちは競技に全力の力を出し切って競っています。輝かしいその顔に会うと心が和みます。 心が折れそうな時を経て、今日この場にあるのは、親、友人、よき指導者との出会いによ…
最上のわざ
朝5時、介護棟のドアを開ける。聞こえてくるベルの音… 骨折で手術をし2週間の入院生活を送って昨日かえっていらした101歳のシスターの部屋。 「ハーイ…おはようございます…」と言いながら部屋の戸を開ける。ベットの上で着替え…
「エルフ・ヘルプ・ブックス」をご存じでしょうか。
「ほのぼのとした妖精エルフが導く世界、 そこには自分をいたわり養うためのヒントが詰まっています。 ポケットに入る小さな本ですが大きな癒しをもたらしてくれるでしょう」 (「エルフ・ヘルプ・ブックス」サンパウロ出版「あとがき…
小さき花によせて
「回勅ラウダート・シ共に暮らす家を大切に」の精神に基づいて、共同体の中から俳句と短歌のグループが発足しました。楽しく分かち合っています。 俳句を紹介します。東京のT教会の俳句の会に投句しています。 スズメ(…
北海道のきれいな花
私は北海道に住んでいます。半年は真っ白い雪です。冬場には大きい木は枝しか見えません。 植物は全然見えません。 4月に雪が解けてから不思議なことを見ました。大きい木(ライラック、木蓮、ツツジなど)は葉が出て、5月に花が咲き…
有期誓願者のわかちあい 2
あかつきの村は、故・石川能也神父様の呼びかけによって1978年から開墾され、79年に開村しました。エマウス運動のムーヴメントの中で、人々が互いに尊重し助け合い、兄弟姉妹の愛を生きる共同体として生まれたのでした。私たちFM…