「ほのぼのとした妖精エルフが導く世界、
そこには自分をいたわり養うためのヒントが詰まっています。
ポケットに入る小さな本ですが大きな癒しをもたらしてくれるでしょう」
(「エルフ・ヘルプ・ブックス」サンパウロ出版「あとがき」から)
ちなみにタイトルだけあげてみると、「祈りセラピー」「がんを抱えて生きるセラピー」「介護セラピー」「自分にやさしくなるセラピー」「はい、セラピー」「悲しみセラピー」「ゆったりと生きるセラピー」「ゆるしセラピー」「さびしさセラピー」「対立を解決するセラピー」…とまだまだある。
私が少し関わっているある大学では卒業生へのプレゼントとして、ここ数年このセラピーブック2冊をワンセットにして贈っている。日本語と英語の短いことばに, シンプルなイラスト付き。学生たちに好評とのことである。
例えば「自分にやさしくなるセラピー」から少し引用してみると・・・
「しなければならない仕事があるのにそれをしたくない場合には、実際になにができていればよいのか、待っていてもよいものは何かをはっきりさせましょう。」
”When you have work to do and you do notwant to do it, decide what really needs to be done and what can wait.”(p14)
「なにもかもが灰色にみえるときには色彩を探しましょう。」
“When everything seems gray, look for color” (同上 p33)
という具合である。
気軽にパラパラとめくってみるも良し、気になる言葉が目に飛び込んでくるなら、しばし手を留めてイラストに見入るのも良し…色を「塗ってみる」のは新しい読み方になるかも。なんとなくほっとする。しっとりとした雨のように、少しずつしみ入ってくる。その言葉たちが、そっと秘密の世界をのぞかせてくれるよう…ご参考までに。
(Sr.Y.S)
※ 書籍の表紙画像は出版社の許可を得て掲載しております。