研修のためイギリスに滞在している三ヶ月の間に、エリザベス女王の崩御という大きな出来事がありました。王室史上最長と言われる在位70周年を記念した今年、祝賀ムードから一転してイギリスが悲しみに包まれました。国葬当日は国民の休…
自分の居場所
数か月前に、うれしいお手紙を受け取りました。封筒の中には、かわいい赤ちゃんを抱いたAさんの写真が入っていました。北関東の小さな教会で私が最初にAさんと出会った時には、まだ中学生でした。小さい時にお父さんが亡くなり、フィリ…
私の召命物語
私は今年、聖アントニオの祝日に修道生活70年を迎えました。これまで、ただひたすらに主イエスの道を歩んできたように思います。特別なことはないと思っていましたが、どれだけ多くに人々に出会い、導かれて今の私があると思うと、不思…
聖母の園 祈りの集い(9月)
-すべてのいのちを守るため- 日本の司教団は、教皇フランシスコが日本訪問で発信されたメッセージに応えるため、毎年9月25日~10月4日を「すべてのいのちを守るための月間」としました。 この9月の祈りの集いでは、すべてのい…
有期誓願者のわかちあい 7(最終回)
~遠く地の果てまで、地平線の向こうへ~ この一年間を振り返って、新しい出会いによって自分自身が変えられてきていることを感じています。この土地に育まれた人々との出会いは、風土と歴史からの様々な影響によって培われてきたもの、…
新しい姉妹が韓国から派遣されてきました
シスタークララ金小園は韓国のカトリックの家庭に生まれ、両親、きょうだいの愛に包まれて育ちました。自分にとって意味のある生き方はなんだろうと探していた時、召命黙想会に参加し、シスターたちの敬虔で謙遜な姿にうたれ、本会への距…
生涯をかけて信仰をわかちあって
シスター中島その枝は、毎日曜日、関口教会(文京区)で10時のミサ後、11時半から1時間余り、カトリック入門講座を担当しています。洗礼を受ける前の準備として1年間の講座です。現在18名が参加されているそうです。人生の本当の…
FMM日本管区の歩み-52
国際聖母病院の落成祝別式と開院式 東京大司教区の聖職者と信者が、6年もの長い間抱き続けてきた、カトリック病院実現の夢がかなえられる日が到来しました。1931年12月15日、無原罪の聖母の祝日8日目に、鉄筋コンクリ-ト3階…
イギリス「多発性硬化症友の会ボランティア」
私自身が多発性硬化症(MS)の患者ですが、友の会の支援ボランティアとして活動を続けています。私の活動について、皆さまに分かち合いたいと思います。 多発性硬化症友の会とは? 多発性硬化症友の会は患者の自助グループであると同…
FMM日本管区の歩み-51
国際聖母病院開院への動き もう一つの動きはフランス大使館の協力を求めたことです。聖母病院の建築も近づいた頃、シャンボン大司教は駐日フランス大使を通してフランス政府に援助を願い出ました。その依頼書には以下のことが書かれてい…