先日、「人々のための宣教」グループの一員として知らない土地へ赴き、宣教活動に参加してきました。 私の住むイタリアでは、信徒さん方の活性化のためわりと頻繁に、小教区教会が独自で、または教区全体で、修道者達を中心とした宣教グ…
・・・の手習い
どういう風のふきまわしか、突然俳句に興味がわいてきた。 思い返せば父は「寒紅やみごもりやつれ見すまじく」の句で 高浜虚子の「ホトトギス」初入選を果たした。俳句は父の人生の道連れだった。亡くなる前 古武士のごとく「辞世の句…
~「出向いていくこと」~
現代世界は絶え間ない変化にさらされ多くの問題を抱えています。その現状に対して教皇フランシスコは「出向いていく教会」であれ ! 誰もがこの新しい「出発」に招かれている、と力強く呼びかけられました。それに応えて 世界宣教の使…
夜明け前
10代の頃、早起きがとても苦手でした。高校時代はよく遅刻をし、予鈴と共に門を閉める生活指導の先生に締め出されたものでしたが、いつの頃からか早起きが苦にならなくなりました。 これまで色々な修道院で、早朝の姉妹たちの様子を目…
聖母の園「ミサとお花見の集い」
毎年恒例となっている、聖母の園「ミサとお花見の集い」が今年も4月7日(土)に開催されました。数日前から、雨の予報でしたので心配していましたが、なんとかお天気がもって一安心。強い風に見舞われつつも、八重桜やしだれ桜の咲き乱…
第3回「祈りの道」~神学院に浸み込んだ祈りに包まれて~
2月17日(土)~18日(日)に、若い女性たちを対象にした第3回「祈りの道」が 開かれました。場所は、フランシスコ会のアントニオ神学院をお借りしました。今回は、初めての方4名を含めて、合計7名の参加がありました。 今回…
亘理の七つの喜び(第7話) 最終回 ―戦国時代―
2017年4月7日 福者マリア・アスンタの祝日に、亘理修道院創設3年目に入りました。苦楽をともにした3姉妹、互いによーくわかり始めました。 ある日のお茶の時間のことでした。 Sr.A「紅茶とコーヒーどちらがいい?」 Sr…
お母さんの恩返し
今、「受け入れの家」という、私たちの修道院の続きで、生活困難者のために解放しているところに、新しくイタリア人の母と二人の息子(17歳と12歳)が入ってきました。 お母さんは、貧しさからドラッグの売買に手を染め、逮捕され、…
愛されている者の生活
数年前、JOCS(日本キリスト教海外医療協力会)から、「海外での医療活動を始めようとする人のための勉強会」へ招かれた。1998年から10年間、派遣されていたパキスタンで、文化、習慣、言葉の違いに戸惑い続ける私は、援助する…
雪の朝
四歳から小学校二年まで新潟に住んでいた。父が勤めていた会社の社宅は校区のはずれにあり、表通りに出てバスに乗っていけば、学校まで、二つか三つ目だったが、「車の通りを横切るのは危ない」という母の考えによって、私は家の前から学…