マリアの宣教者フランシスコ修道会 日本セクター

亘理の七つの喜び(第7話) 最終回 ―戦国時代―

2017年4月7日 福者マリア・アスンタの祝日に、亘理修道院創設3年目に入りました。苦楽をともにした3姉妹、互いによーくわかり始めました。

ある日のお茶の時間のことでした。

Sr.A「紅茶とコーヒーどちらがいい?」

Sr.B「どっちでもいい」

Sr.A「それじゃ、入れてやらない」

Sr.C「そうねえ、どちらがいいかしらねえ」と 心がひやーっとしつつも、笑顔でその場を取り繕うろうとする私。

Sr.Aの解説によれば

「自分で言うのも何だけど。私ははっきりしないのは好きじゃないの」「泣かぬなら 殺してしまえ、ほととぎす・・そう、私は織田信長じゃ」

なかなか答えを出さない高齢の姉妹Bは、AもCも認めるその忍耐強さと時折見せる目の鋭さを持つ・・確かに徳川家康「泣かぬなら 泣くまで待とう ほととぎす」

では、では、わたくし 姉妹Cは、本人はその自覚がありませんが、「泣かぬなら泣かせてみよう、ほととぎす」そういうタイプらしい。確かに、よかれと思うと、いろいろと工作いたしますわね。

 

そして、ここに4月から派遣された姉妹Dがおりまする。いったい彼女は??

大修道院から小共同体に移り、見るもの、することすべて新しい。ひとつひとつに感動の声をあげ、3姉妹の会話にちゃっかり、すっかり、しっかり入るその間のよさは本人、曰く、「私はちゃちゃを入れるのが好きなの」・・・何という主の御計らい、そう、主は茶々の局を派遣された!

かくして、亘理は戦国時代を生き抜くはめとなりました。しかし、必ずや、神の国を実現させると、4姉妹で生きる覚悟を決めたご復活となりました。

神に感謝!

主は復活された アレルヤ!

クーロンヌフランシスケン(フランシスコ会の7つの喜びのロザリオ)

第七の黙想 被昇天におけるマリアの喜び