オブラート修道院の開設 1925年 (大正14年) 12月8日、無原罪の聖母の祝日に、オラトワ-ルに集まった4名の志願者は、キノルド司教より志願者用のベ-ルを受け、修練長のMアポリナリアのもとで 修練院の生活を始めました…
FMM日本管区の歩み-29
日本のFMMは、次の総会が開かれる1926年、つまり大正時代の終わりまで引き続き北イタリア、上海、フィリッピンと同じ「無原罪の聖母」管区に属し、ステファニ管区長のもとで 総会後の新しい路線に沿って再出発しました。管区長は…
FMM日本管区の歩み-28
1914年に起きた史上最初の超国際的な世界規模の大戦争となった第一次世界大戦は、1918年11月に漸く終結しましたが、この4年間に900万人以上の戦死者を出したと言われています。欧州大陸を舞台として世界中を巻き込んだこの…
FMM日本管区の歩み-27
第二次世界大戦下の大試練の中で前進する本会 戦争の最中に起きた会長 マリ・ド・ラ・レダンプシオンの帰天によって会の運営が大きく揺り動かされましたが、この大試練をどのように乗り越えていったのでしょうか。 戦争中とはいえ、会…
FMM日本管区の歩み-26
危機に立たされた北海道のフランシスコ会 第一次世界大戦の波は、漸く日本における宣教活動の基盤を築いたばかりのフランシスコ会にも押し寄せてきました。当時の状況について、フランシスコ会の史料をもとに更に詳しく見ていくことにし…
FMM日本管区の歩み-25
第一次世界大戦の勃発 1914年 (大正3年) 7月28日に バルカン半島からあがった火花は、オ-ストリアと同盟を結んだドイツのベルギ-侵略に始まるフランスとロシアへの侵攻によって、欧州強国を戦乱の渦に巻き込み、ついに8…
FMM日本管区の歩み-24
1911年の総評議会の決定により 北イタリアとスイスと同じ管区として再出発した日本の共同体 1911年(明治44年) 6月2日より24日までロ-マで開かれた総評議会は、創立者の帰天後初めて管区の再編成に乗り…
FMM日本管区の歩み-23
日本におけるFMMの創設期の終わり 1911年(明治44年)は日本の国にとって明治天皇の崩御により明治時代が終わり新しい時代を迎える大きな節目の年となりましたが、日本のFMMにとってもコ-ル師とクザン司教の帰天により創設…
FMM日本管区の歩み-22
日本の南と北で築かれた管区の堅固な基礎 1910年から1911年にかけて実施された管区長の日本訪問は、管区創設期の最後を飾る貴重な体験を残し、新しく歩み始める管区に勇気を与えました. 熊本の地に根をおろしたカテキスタ事…
FMM日本管区の歩み-21
札幌天使病院の開設 札幌の共同体と事業計画をキノルド師に一任してマドレヌ・ド・パジ管区長が札幌を去ると、直ちにこの計画は実行に移されました。本会が既に購入していた北12条の病院用地に建材が運ばれ、工事が開始されたのです。…