日本の共同体は、本会の来日25周年記念の年を迎えると、熊本と札幌を中心に宣教の活動範囲が一層広がっていきましたが、本会全体としても1926年に開かれた総評議会のもとに新しい時代を迎えて新しい歩みを始めていました。 アジア…
亘理の七つの喜び(第7話) 最終回 ―戦国時代―
2017年4月7日 福者マリア・アスンタの祝日に、亘理修道院創設3年目に入りました。苦楽をともにした3姉妹、互いによーくわかり始めました。 ある日のお茶の時間のことでした。 Sr.A「紅茶とコーヒーどちらがいい?」 Sr…
お母さんの恩返し
今、「受け入れの家」という、私たちの修道院の続きで、生活困難者のために解放しているところに、新しくイタリア人の母と二人の息子(17歳と12歳)が入ってきました。 お母さんは、貧しさからドラッグの売買に手を染め、逮捕され、…
愛されている者の生活
数年前、JOCS(日本キリスト教海外医療協力会)から、「海外での医療活動を始めようとする人のための勉強会」へ招かれた。1998年から10年間、派遣されていたパキスタンで、文化、習慣、言葉の違いに戸惑い続ける私は、援助する…
FMM日本管区の歩み-36
本会の来日25周年記念を迎えて 第一次世界大戦が世界宣教を使命とする本会に与えた打撃の大きさは計り知れないものがありました。終戦後、サン・ミシェル会長はこの大戦で破壊された修道院や関連施設の建物の修復と会員の病気回…
辺境の地へ ― ニジェール
教皇フランシスコの呼びかけに応えて、辺境の地でのミッションに赴いたニジェールのシスターたちの分かち合いです。 教皇フランシスコは、修道会の長上たちに、言われました。「今日、神は私たちに、今自分の住んでいる巣…
FMM日本管区の歩み-35
札幌天使病院には、創設以来、親の入院や病死のために行き場のない子どもたちや、貧しい開拓民の子どもたちを引き取って世話をする場所がつくられていました。それが1923年に起きた関東大震災後に引き取った被災者の子どもたちの増加…
前橋修道院
「平和な世界を作るなら 心から悲しむ人と出会うこと これが平和の出発点。 平和な世界を作るなら 心から苦しむ人と出会うこと これが平和の出発点。 平和な世界を作るなら 心から病気の人と出会うこと これが平和の出発点。 平…
再入会への道 - コンゴキンシャサ
神さまは不思議な方法で一人一人を導かれます。神さまは、2005年9月17日に初誓願を宣立したSr.テレーズを、不思議な方法で導かれました。Sr.テレーズが、その体験をわかちあってくださいました。 私は熱心な…
FMM日本管区の歩み-34
北広島修道院のはじめ - 札幌修道院の分院として 1928年 (昭和3年) 8月16日、病院の落成式2週間前に、札幌修道院から派遣されてきた2名のシスタ-は、数名のオブラ-ト志願者と一緒に、病院内で共同体の生活を始めま…