私は、私の母が某老舗菓子店の「○○サブレー」が好きだと言う事を最近知りました。
その事を分かち合いたいと思います。
私たちの修道会では、一年に一度(或いは数年に一度)家族訪問の時をいただいています。
しかし、最近はコロナウイルスのために行くことができませんが…。
家族訪問の時には、お土産話と共に地元では売っていない珍しいものを買って行くのですが、
普段お土産など買わないので目移りすること極まりなく、結局は自分が食べたいものをチョイスしてしまう事が多いのが事実です。
前回の家族訪問の前に、責任者が他の買い物ついでに、
「あなたの家の分も買ったから持って行ってね」
と、言って某老舗菓子店の『○○サブレー』を持たせてくれました。
家に着き母に、
「これ修道院から」
と渡したら、母の目の色が変わったのです。
「これこれ…。」
と、言うが早いか瞬く間に開けて食べ始めたではありませんか…。
「お母さん、これ好きだったの?」
と言うと、
「そうよ。あなたにこのサブレーの事聞いてたのに…。」
確かに…。
『○○の形をしたお菓子まだ売ってる?』
と聞かれ、
『売ってるよ。』
と言う会話がなされていたことはうっすらと覚えているのですが…。
二枚目を頬張る母を眺めつつ、会話を発展させられなかったふがいなさと共に、
記憶力のなさにショックを受けたものでした。
そして『次回から家族訪問には○○サブレーで決まり。』
と心に決めました。
そして、次回の家族訪問の前に誕生日が来る母に、
(バースディー)カードと共に〇〇サブレーを贈ろうと思ったのでした。(Sr.H・K)