信仰年も終わりに近づいてきました。北広島教会では毎週日曜日の夜、FMMの若い姉妹による「十戒」講座が行われてきました。この講座は現在イタリア各地で大人気なのだそうで、18歳以上のすべての人に開かれているものです。講師の姉妹はイタリアでの養成中にこの講座を受け、ぜひ日本にも紹介したいということで、教会で講話の機会をいただくことになりました。この講座ではまずは掟の意味を知ることから始め、それを実際にどのように生きていくかを様々な視点から学びます。内省やわかちあいもあります。「私の他に神があってはならない」という掟を前に「自分にとっての偶像とは何か」を振り返ってみたり、「なぜ神が人を奴隷の身から解放されたのか?奴隷の状態って何?」と皆で話し合ってみたり…。奴隷とは罪の状態のままであることだといわれますが、7つの罪源の捉え方は興味深いものでした。
「高慢」は何でもできてしまうので周囲の人に無能感を与えることが罪で、「邪欲」や「貪食」は快楽を求め、苦痛に立ち向かわないことが罪、「嫉妬」はいつでもどこでも他人を見ていることが罪、「怠惰」は単に怠けていることではなくて深みのないこと。だから多忙でも怠惰の罪に陥るわけです。とても具体的な解釈で、自分の生活に密着させて考えることができますね。みなさんも、もう一度「十戒」に親しんでみてはいかがでしょうか。
「十戒」
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