9月からイタリアに派遣され、シチリア島のシラクーザという町にあるfmmの共同体で、4人の姉妹方とともに暮らしています。 ここの共同体は「貧しい人々と関わる」ために生まれた共同体なので、時間を問わず、人種を問わず、様々な人…
亘理の七つの喜び 第二話
神が与えてくださる姉妹とともに・・ ある日の出来事、外出先で、落胆する出来事にぶつかり、心がざっくりと縦に切られたような痛みを感じながら、帰院すると、今度は、心を横に切られるような出来事が。そのまま晩の祈りに入り、気づか…
心の貧しい人は幸い
今、私は前橋修道院に派遣されています。前橋修道院は畑の広がるとても環境の良い所にありますが、残念なことは付近にお店も教会も何もないところです。そこで私たちは毎週2回あかつきの村で捧げられる夕方のミサに参加させて頂いていま…
亘理の七つの喜び 第一話
時は4月・・もう5ヶ月前のこと・・ではありますが。 3姉妹が亘理に派遣されました。生まれも育ちも違い、これまで全く違った場で生活してきた私たち。6年間開かずの古い日本家屋を間借りして、まずは、巣作りから始めました。くもの…
読む秋、書く秋
向こうが透けて見えそうなウロコ雲が空の一角を占めるのを見ると、「天高くして馬肥ゆる秋」という言葉が思い出される。 あらためて考えてみると、「天高く」とはわかるような気がするのだが、「馬肥ゆる」のイメージがわかない。さて本…
眠り草〜クワンソウ〜をご存知ですか! 〜沖縄北部の離島;伊江島から〜
9月8日、草花に露が宿る「白露」という節気を迎え、暦の上では本格的な秋の到来を告げる季節に入った今、沖縄北部の今帰仁(なきじん)村やここ伊江島でも、ユリ科の黄色い可愛い花、クワンソウがあちこちで咲いていて、私たちの修道院…
鏡に映った自分に微笑みかけてみよう
病気になって学んだことを以前にも一度書きましたが、もう一つ学んだことをご紹介したいと思います。それは「鏡に映った自分に向かって微笑みかける」ということです。 私は歩けない状態が1か月続き、お手洗いに行きたくなると、ナース…
韓国の姉妹来日
8月最初の、も〜うしょうがない!くらいの、猛暑猛暑と熱帯夜が連日続いた1週間に、韓国管区から若い有期誓願者たち9名が責任者の姉妹と一緒に来日しました。はじめは「ソウルも暑いから大丈夫!」と言いつつも、体温よりも暑い毎日に…
「海の中で」
小学校三年の時、父の転勤で福岡に引っ越した。夏休みには隣の家に住むご夫婦と一緒に志賀島(しかのしま)へ海水浴に行った。 博多湾に細長く弧を描いて伸びている志賀島は、海ノ中道という細い道路で陸続きだ。 私は背が立つところま…
病気から学んだこと―― 「実現したらうれしいこと」だけを心に住まわせる
私は昨年の暮れに突然ものが二重に見えるようになり、「え、どうしちゃったの?」と戸惑っているうちに、次の日にはもう歩けなくなってしまいました。病院に行くと、「フィッシャー症候群だと思います。珍しい病気で、ウイルスによるもの…