マリアの宣教者フランシスコ修道会 日本セクター

応急処置を覚えたいっ!

 新型コロナウイルスの一日も早い終息のために全世界が祈り、尽力している今日この頃。自らの身を危険にさらして他者のために日夜奉仕されている方々のため、また亡くなられた方々とご遺族のために心を合わせて祈る日々です。あらためて人生には予測できないことが起こりうるのだと思わされます。先日も思わぬ出来事がありました。

 私は現在、大学院で学んでいます。この春休みに行われた集中講義の最終日、授業後に皆でお茶をしようと準備していたところ、ポットの給湯ボタンが壊れたようで、いったんボタンを押すとお湯が流れ続けて止まらなくなりました。

 テーブルの上に置かれていたポットから急いで電源ケーブルを抜いたのも束の間、その場に居合わせた学生が雑巾を取りに行くなどして教室が空になると、今度は事情を知らない別の学生が再びポットの電源を入れて給湯ボタンを押してしまう事態に!彼女は左手に火傷を負ってしまいました。

 ひとまず流水で冷やし続けましたが、春休みと言ってもまだ2月の初旬。彼女の体はどんどん冷えていきます。それでも我慢してできるだけ冷やして、その後は冷凍庫に入っていた保冷剤を火傷した箇所に当てて帰宅。すぐに病院に行くと言っていましたが、とても心配でした。

 その時気づいたことは、私は応急処置に関する知識を持ち合わせていないということでした。患部にはすでに水膨れが生じていましたが、「ガーゼを当てて患部を守るべきだったかもしれない」「その状態で保冷剤を直接当ててよかったのかしら」などと色々不安に。しかも、ガーゼを当てたとして、その後包帯などを巻くとしても、正しい巻き方すら知らないのです。

 こういうことはもしかすると中高時代の保健の授業で学んでいたのかもしれませんが、見事に何も覚えていないというこの現実。

 そこで、同じ修道院に住んでいる看護師の姉妹にたずねてみると、ファーストエイドの本をくれました。「包帯の巻き方は末梢から中枢ね」とのこと。医療技術も器具も発展して昔のように包帯を巻く機会は日本では少ないかもしれませんが、十分な医療設備のない国でミッションをした経験を持つ姉妹たちの話を聞くと、宣教者として、便利な道具がなくてもできる応急処置を学びたいところです。

 少しずつ読んで、いざというときに少しでもどなたかのお役に立つことができれば…。これを来年度の目標にしたいと思います。

                             (Sr. To. H)