ある日、高齢者が多い私の共同体のごミサで、「行け 行け 地の果てまで…」という閉祭の歌を歌いました。お御堂から出て、廊下で車椅子に座っているシスターⅮが大きい声で「ゆけ ゆけ…」と続けて歌っていました。車椅子を押している私が、「シスターD、どこへ行くの？」と聞くと、「全世界にゆけ ゆけ…」と答えました。私は、「ええ！車椅子で！？」と質問してみました。すると、「違うよ、心で行くのよ！」とシスターは答えました。はい、今日、心で全世界に行きましょう！
※歳をとっても、歩行器を使っても、車椅子に座ってもミッションネールでしょう！！！
ある日、私は認知症のシスターM に挨拶しました：
― ベトナム人が集まって、ベトナム語のごミサがありますので、行ってまいります。
― それはいいね！一緒に行きましょう！
― ええ！シスターMは一緒に行きたいですか？
― 心で行くよ。家でロザリオを唱えて、あなたのために祈りますよ！
― うれしいわ！ ありがとうございます！行ってまいります！
マリア様と一緒に行って来てね、と大きい声で送ってくださいました。
※ミッションに行くとき、共同体の力をもらって行きましょう！
（Sr.B）