マリアの宣教者フランシスコ修道会 日本セクター

再入会への道 - コンゴキンシャサ

%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%82%b4%e3%83%bb%e3%82%ad%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%82%b5神さまは不思議な方法で一人一人を導かれます。神さまは、2005年9月17日に初誓願を宣立したSr.テレーズを、不思議な方法で導かれました。Sr.テレーズが、その体験をわかちあってくださいました。

 

私は熱心なカトリックの家庭の4番目の子どもとして、誕生しました。兄弟は全部で7人です。マリアの宣教者フランシスコ修道会の学校で学び、2001年に志願者となり、2003年にノビス、そして、2005年9月17日に初誓願宣立のお恵みをいただきました。

2年間、修道院内の仕事をし、その後、社会福祉、特に障害児教育の勉強をしていましたが、2010年に、FMMを去るようにと言われてしまいました。これは、私にとって、受け入れ難く、とてもつらいことでした。そしてその苦しみの中で、私はよく「イエスよ、あなたはキレネのシモンに、十字架を担うのを助けてもらいました。誰が私を助けに来てくれるのですか。私はこの重荷に押しつぶされそうです。」と祈ったものでした。

そんな時、一人のシスターがみ言葉の書かれた御絵をくださり、微笑みかけてくださいました。私は彼女の微笑みに救われた思いがしました。

FMMの共同体を離れてしばらくした%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%82%b4%e3%82%ad%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%82%b5ある夜、以前学んでいた学校の事務員から、電話をもらいました。次の日の朝10時に、ある事務所に行くようにということでした。国際戦争孤児救済というNGOが、新たなプロジェクトを始めるので、行ってみるようにと言って、住所を教えてくださいました。翌朝、指示された事務所に行くと、たくさんの書類に記入するように求められ、2日後に面接がありました。いつくしみ深い神さまが、良い給料のこの仕事を与えてくださいました。

しかし、仕事はとてもたいへんでした。ストリート・チルドレンを連れてきて、シェルターに一時保護し、家族やふさわしい施設に送るのが、私の仕事でした。厳しい現実を目のあたりにして、眠れない夜が続きました。また昼間だけでなく、夜間の仕事も多く、たいへんきつい仕事でしたが、所長の神父様は、私の仕事ぶりに満足し、ある修道会への入会を勧めてくださいました。その時、私はよく祈ってからお返事をすると答えました。

symboles-fmm4その勧めを受けて、私は、FMMとして神さまに奉仕したいと心の底から望んでいることに気づきました。この仕事に就いている時も、一人のFMMのシスターとの関わりを続けていましたし、ずっと神の導きを祈り続けていました。そして2013年、私は再入会を願って、管区長様と連絡を取りました。その頃、イエズス会の神父様に同伴をお願いしていました。

2014年2月9日、再入会のお恵みをいただきました。共同体では洗濯、使徒職としては、自立プロジェクトのヨーグルト作りを担当しました。私は、それらの仕事に全身全霊を傾け、特に姉妹たちとの協力に心を配りました。

その後、養護施設や老人ホームで働きました。働きの中で、特に従うべき人に従うことを学んでいきました。使徒職はかなり忙しいものでしたが、使徒職と祈りのバランスを学ぶ機会にもなりました。共同体の姉妹たちは、私の再入会を暖かく見守り、共に歩んでくださいました。ストリート・チルドレンがそれぞれの家庭にもう一度戻り、そこで赦しを体験するように、私もFMMに再入会して、赦しを体験することができ、感謝しています。

2016年2月7日、私たちのゴンベ修道院fmmの聖堂で、管区長Sr.セレスチンのもと、私はノビスのジャクリーンと一緒に有期誓願を宣立することができました。この感動は、一生忘れることが出来ないでしょう。神さまは、私に愛といつくしみの御顔を示してくださいました。このお恵みに応えていくことができますように。

Therese MASELE, fmm