5月8日といえば、今年は「母の日」、聖母マリア様の月である5月に母の日があることは神様の計らいのように感じます。いつも私たちを支え守ってくださる母であるマリア様への感謝を込めて、すべてのお母様方、特に、こどものために悩み、苦しんでいるお母様方のために聖母の取次ぎを願って祈った1日でした。
さて、5月8日はゴーヤの日であることをご存知の方も多いことでしょう。沖縄ではこの時期が、ゴーヤ出荷の最盛期を迎えています。語呂合わせではありますが、JA沖縄経済連と沖縄県が1997年にこの日を「ゴーヤの日」と制定し、8月5日までを「ゴーヤPR期間」としているそうです。名護の市場では5月8日にはゴーヤを1本58円で売ったというニュースも見ました。今やゴーヤは、沖縄県はじめ鹿児島県や宮崎県など全国での生産が盛んになるほどその人気は高まっています。
ゴーヤにはたくさんの栄養素が詰まっている
神様からの素敵なプレゼントです。
苦味成分であるモモルデシは、コレステロールを下げて、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病や癌の予防効果や、肝機能を高める効果のほかに、胃液の分泌を促進して食欲を増進させ、神経に働きかけて気持ちをシャキッとさせることで夏バテを予防する効果もあります。まさに、「良薬口に苦し」ですね。
また、チャランチンとコロコリン酸もインスリンの分泌を促進して血糖を下げますが、同時にチャランチンには低血糖にならないように血糖値を安定させる作用もあるとの報告もあります。興味深いのは、ゴーヤのビタミンCはトマトやキュウリの5倍以上である上、加熱しても壊れないので、沖縄では昔からチャンプルーや天ぷらが定番料理なのだとあらためて納得しました。
また、疲労回復の効果があるビタミンB1はじめ、B2、体内の余分な塩分を排出してくれるカリウム、カルシウム、マグネシウム、そして貧血を予防してくれる葉酸や鉄などなど…
厳しい暑さの中で健康に過ごせるようにと、神様がくださった本当に素敵な贈り物ですね。
調理方法はチャンプルーなどのほかに、お薦めは薄くスライスして酢漬けに(当院では甘酢です)しておくと、いつでも美味しくいただけますし、ますます食欲が増進されます。更に、ゴーヤを食べ終わりましたらその液をそのまま少しずつ飲む!
それはそれは、身も心もシャキッとすること!!
私たちはこの液のことを「シャキットジュース」と名付けています。夏の美味しい飲み物のひとつです。是非お試しください!そのほか、ゴーヤの調理方法は数々あり、どれも本当に美味しいです。
今年の夏も神様からのプレゼントであるゴーヤを召し上がって、からだも心も霊的にも夏バテしない、元気な神様の子どもとしてお過ごしください!
(沖縄・伊江島の修道院)