マリアの宣教者フランシスコ修道会 日本セクター

アフリカ・ガーナ管区

1990年に創設された「希望のセンター」はガーナの首都、アクラにおける極貧で見捨てられた人々を援助するのが目的です。今回はそのセンターで奉仕しているFMMのシスターたちの模様を伝えましょう。

この数年来、このセンターは大きくなり、時のしるし、社会の必要、さらに教会と私たちFMMのカリスマに従ってその奉仕の仕方も増えてきています。現在、私たちの共同体5名が、2人のソーシャルワーカーと一緒に働いています。

貧しい人々への奉仕は、私たちが毎日自分自身を刷新し、その人々の叫びに耳を傾け、福音の光に照らしてチャレンジしていくように私たちを駆り立てます。

センターでは、やって来る人々の精神的、身体的、心理的、物質的必要に応えるのです。それで、毎週の祈り、神のみことばや体験の分かち合いなどの活動をしています。病人、貧しい人、老人、元ハンセン病患者、身体に生涯のある人、エイズ感染者、孤児、経済的に困窮している学生、ボランティア、青年の世話もしています。家庭訪問や家族カウンセリングをして、エイズ感染に関する知識を広めるキャンペーン、社会問題の調査や追跡調査のプログラムの指導などもしています。ここでの私たちは、他の事務局や社会における弱者の世話の責任をもったNGOとのネットワークも持っています。

毎年私たちは家族的な精神で、援助を受ける人々や援助する人々、友人やセンターを支えてくださる方々と神様の優しさや恵み、そのご保護を共に分かち合い、感謝を捧げています。これは同時に私たち自身が感謝を表し、お互いの出会いを励まし合い、相互の一致の絆を強める手段でもあります。

教会のメンバーの一人ヨセフ・パーカー氏はクリスマスのお祝いの際に次のようなメッセージを伝えました。「クリスマスにこのセンターで援助を受けている方たちと共に、この楽しい祝いをすることはとても大切なことだと思います。この集まりをしようと決めた人々の優しい思いやり、友情と善意にとても心を打たれました。『希望のセンター』と呼ばれる場所があり、そこで神様が大きな憐れみをもって、貧しい人々や病院の祈りに応えてくださるのを嬉しく思います」。この日は援助を受けた人だけでも200人を超えました。私たちはまた新しい方法で、チャレンジや平和の担い手としての弟子の呼びかけに応え続けたいと思っています。

2004年11月に、ガーナではジラッパ、タマル、ウイネバ、リマの聖ローザの修道院のシスターたちと一緒に創立者マリ・ド・ラ・パシオンの帰天の記念の集いをいたしました。14日には聖体祭儀のために教会の人々と共に集いましたが、司式の神父様を寛大にこの集まりを公に祝ってくださいました。ミサの始めに神父様は短いことばでこの祝いの説明をされ、ガーナの教会が成長するためにFMMが大きな貢献をしていることを感謝なさいました。出席していたすべてのシスターがシンボルとしての捧げ物をたずさえて、ダンスをしながら奉納の行列に参加しました。

花-国際性の象徴
光-私たちの観想生活の象徴
香-捧げ物としての私たち自身の象徴
地球-世界性の象徴

この集いで、ガーナではFMMは生き生きと生きていることを確信しました。 神に賛美!